こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。
人間の歯って、乳歯が生えてきて数年すると永久歯に抜けかわってそれっきりです。
私も専門ではありませんので詳しくはありませんが、世の中の生物には、歯が何度も何度も生えかわっていく生物も多いです。
そう考えるとなぜ人間は、歯が二回しか生えてこないのだろう?と不思議で不思議で仕方がありません。
もっと何度も生えかわるシステムなら、虫歯をそんなに神経質に気にする必要はなくなります。
便利な身体になると思うのですが・・・。
これは個人的な考え方なのですが、神様が二回の生えかわりで十分であると判断したから人間は二回しか歯が生えてこないのであろうと思っています。
でもそれは大昔の話で、人間の寿命がもっともっと短かったころのことなのではないかと思っています。
医学の進歩によって、人間は長生きができるようになりました。
日本人は特に長寿です。
つまり今の寿命で考えると、二回の生えかわりでは本来は不十分で、高齢者の歯は、本来の歯の寿命をとっくのとうに超えているということなのではないかと考えています。
寿命を超えてまで頑張って歯の機能を失わないでもらうためには、それ相応の努力が必要なのではないでしょうか?
それが定期検診であったりPMTCであったり、そして家庭でのホームケアであったりということなのかなと、私は思っています。