みなさん、こんにちは。
大阪市北区にある「水沼歯科医院」、院長の水沼武史です。
最近、顎関節症の人が増えてます。患者様がクリニックにいらして、「はい口を開けてください」 なんていうときに、”あれっ”と思う時が時々あるんですよね。顎関節症かな?と思う時が。
その原因にはいろいろあります。ストレスや外傷であったり、普段の生活であったり。 ストレスはなかなか取り除くことができませんし、外傷は防ぎようがありません。 ですが普段の生活を改善するということはできそうな気がします。
お時間のある時に、まずは普段の自分の癖を確認するということから始めましょう。
大きな鏡の前に立ってするもよし、手鏡で調べるのもよしですが、その鏡の前で口を開けてみましょう。まっすぐに口が開いているならいいですが、口を開けようとすると右か左にずれるという場合は痛みなどがなくても要注意ですよ。通常は、皆さん痛みや音が気になって来院されることが多いですが、まだ症状がなくてもまっすぐ開かないのであれば問題です。あれっ と思うならもう一度ゆっくりと開けてみて、やはり口がまっすぐ開かない(口を開けるときにくの字や逆くの字を描く)という場合はどこかに問題がある可能性が高そうです。
そんな状況を放っておくと、いずれ口が開かない、開けるときに音がするということになりかねません。我々は食事を取らないと生きていけません。年をとると食べることが楽しみという方がたくさんおられます。そんなときに、口が開かない、開けると痛いというのでは、食事が苦痛になってしまいます。せっかく歯がちゃんとあっても、食べられないという事になってしまいますので早めにクリニックを訪ねてください。