こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。
前回、インプラントの材料について書きましたが、何人かの患者様より、インプラントってどんな治療ですかと、質問を受けましたので改めて説明させていただきます。
インプラントとは、本来の意味からすると体の中に何か植えることを指します。
以前テレビで放映されたドラマ『下町ロケット』の人工弁(ドラマではガウディと名付けられてたもの)やペースメーカーなどもインプラントと呼ばれます。歯科におけるインプラントは人工歯根のことです。現在ではインプラントとネットで検索すると人工歯根と出てきたりするほど知名度は上がりました。
さて、そのインプラントですが、この技術はスウェーデンのベルン大学のブローネマルクという整形外科医が、チタンと骨が結合するということを1952年に発見したことが始まりでした。
元は、歯医者ではなく整形外科医が発見したのですね。その発見から様々な技術が開発され現在に至っている比較的新しい治療法です。
このブローネマルクさんは、のちに解剖学の教授となり、既に亡くなっていますが、現代インプラントの父とまで呼ばれるに至りました。
続きは次回。