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水沼歯科医院ブログ

インプラント治療は紀元前にもあった

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

さて、続きです。インプラントのトリビアみたいになってきましたが、お付き合いください。

前回お話ししたように、現代インプラントの父と呼ばれたスウェーデンのブローネマルクさんが、チタンと骨が、結合することを発見したことがきっかけで、様々な技術が発展してきました。

では、それ以前に、インプラントはなかったのかというと、古代(紀元前)に貝を顎に植えたというものがあります。その頃から、現在のインプラントの走りの様なものがあったのです。

ただ、古代には現代のようにチタンを精錬する技術もなく、貝は骨とは結合しないのできっとそのインプラントの寿命は非常に短かったのだろうという予測がつきます。その後2000年以上経ってから現代のインプラントというものが発展していったのです。

現代に話を戻しますが、ブローネマルクさんがチタンと骨が結合するということを発見してから現代のインプラント技術が出来上がるまで、60年ほどかかり発展してきました。これもブローネマルクさんが、偶然にもチタンと骨が結合するということを発見したことに端を発するわけです。この発見がなければ、インプラント技術という恩恵を人間が手にすることは遅くなっていただろうと考えます。

現代人が歯を失っても、新たな人工の歯を獲得することの礎をブローネマルクさんが発見したこと、我々歯科医師が患者様の苦痛を少しでも軽減できることに改めて感謝します。

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