こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。
前回はインプラントの費用について書きました。それでは一体、何本のインプラントを植える必要があるのか、ということについて説明したいと思います。
インプラントは、ない歯の本数だけ入れるというのが理想ですが、ブリッジ(例えば連続して歯が3本ないなら両サイドに1本ずつ植え橋渡しする)の形にしても十分耐えることができますので、必ずしも失った歯の数だけ植えなくても大丈夫です。連続して4本の歯がないなら2本植えてブリッジタイプにすることも可能です。
ただし、隣り合う2本の歯がない場合だけは、可能であれば2本のインプラントを植えることをおすすめします。
荷重的には耐えられますが、バランスが良くありません。荷重のことを考えれば、2本ないところの真ん中に植えるのが良いのですが、見た目が非常に悪く、審美的によくないということになります。そのため、片方の歯がある場所に植えた方が綺麗に見えますが、前に述べたように、力のかかり方がよくありません。シーソーのようになってインプラントの寿命を早めます。
したがって、連続した2本の歯を失った場合は例外として、失った場所の端と端に1本ずつ植えた方が審美的にも力学的にも優れているということになります。