水沼歯科医院 SINCE 1955

水沼歯科医院ブログ

ホームホワイトニングっていいの?

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

今日はホームホワイト二ングのお話です。

ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングと違い、自分で使う頻度や、白さを調節できるメリットがあります。オフィスと違い即効性はありませんが、自分の空いた時間に、テレビを見たり、何かしながらホワイトニングをすることが可能です。オフィスホワイトニングのように、足しげく通う必要もないし、時間にも縛られません。
忙しくて時間にゆとりがない方には大変メリットがあります。

オフィスホワイトニングは時間に制約がある場合に効果を示しますが、どうしても急に歯が白くなったようになります。テレビに映る芸能人の人を見て、「あの人、前より歯が白くなったな」、とか「不自然に白すぎるな」思われる方がいらっしゃるのではないかと思います。

そうなるのが嫌であれば、ゆっくり気長に、ホームホワイトニングにして、徐々に白くなっていく方がいいかもしれません。

確かに、オフィスホワイトニングの場合、歯科医師がいるので何かと安心ではありますが、慌てる必要がないなら、ご自宅で と言うのも選択肢の一つになるのではないでしょうか。

オフィスホワイトニングの利点と欠点

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

歯の「ホワイトニング」はいつごろから始まったのかご存知ですか?
ホワイトニングの歴史は、今から160年くらい前に始まりました。ミョウバンを使った方法や、酸を使って表面のエナメル質を使う方法を経て、現在の歯を傷めにくい光を当てるオフィスホワイトニングと薬剤を仕様するホームホワイトニングに至りました。
それぞれ利欠点があるので使い分けが必要です。

その利欠点について十分に相談に乗ってくれる歯科医師がポイントとなってきますのでご自身にとって話しやすい、理解してくれる歯科医師を見つけることが重要となってきます。

では、オフィスホワイトニングについて簡単に説明していきます。
こちらはクリニックで行う歯に薬剤を塗ってライトを当てる方法となります。利点は何と言っても短時間で歯を白くできることです。しかし、紙のように白くすることはできません。生えてきた時の色に戻すといったほうがいいかもしれません。それ以上の色に白くすることは困難です。

短時間で歯が白くなるというのは大変魅力的です。どこにいても、どの時代にも、第一印象、清潔感が大切です。また、結婚式やイベント前でも、もう間に合わないだろうと諦めず、歯科医に相談してみてください。

結婚式シーズン、ホワイトニングで花嫁も参列者も素敵な笑顔を

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

これまでインプラントの話をしてきましたが、今日はホワイトニングの話をしたいと思います。

やっと秋らしくなってきましたが、みなさんいかがお過ごしですか。
連休など休みが多く結婚式に呼ばれることもあるのではないでしょうか。よくジューンブライドと言って6月の花嫁は幸せになれると言われますが、実際には結婚式は秋に多いらしいです。(休日が多く、気候もいいから)

ではなぜジューンブライドと騒がれるのか? それはチョコレート業界のバレンタインデー、うなぎ業界の土用の丑と変わりありません。確かに、ジューンブライドというお話はあるようですが、日本では梅雨もあり、あまり季節的にはよろしくないようです。そこで、結婚式場は閑古鳥が泣いてしまうので、ヨーロッパのジューンブライド伝説を引っ張ってきて、6月に結婚しようと大声で言っているのに過ぎないようです。

話がだいぶ逸れましたが、花嫁さんは当日、お肌も顔もベストに、とにかく、最高のコンデションにしたいと誰しもが思います。招待される方も着飾ってくるし、人生最大のイベントとなるので、とにかく、綺麗にしたいと思いますよね。そんな時、できたら歯も白くしたいと思われるのではないでしょうか。

結婚式にもう間に合わないだろうとあきらめる必要はありません。
当院でもホワイトニングはやっております。お急ぎなら、オフィスホワイトニング。時間があるなら、ホームホワイトニングという方法があります。

諦めずに、一度ご相談ください。どの方法がいいか一緒に考えましょう。

インプラントは失った歯の数だけ入れないといけないの?

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

前回はインプラントの費用について書きました。それでは一体、何本のインプラントを植える必要があるのか、ということについて説明したいと思います。

インプラントは、ない歯の本数だけ入れるというのが理想ですが、ブリッジ(例えば連続して歯が3本ないなら両サイドに1本ずつ植え橋渡しする)の形にしても十分耐えることができますので、必ずしも失った歯の数だけ植えなくても大丈夫です。連続して4本の歯がないなら2本植えてブリッジタイプにすることも可能です。

ただし、隣り合う2本の歯がない場合だけは、可能であれば2本のインプラントを植えることをおすすめします。

荷重的には耐えられますが、バランスが良くありません。荷重のことを考えれば、2本ないところの真ん中に植えるのが良いのですが、見た目が非常に悪く、審美的によくないということになります。そのため、片方の歯がある場所に植えた方が綺麗に見えますが、前に述べたように、力のかかり方がよくありません。シーソーのようになってインプラントの寿命を早めます。

したがって、連続した2本の歯を失った場合は例外として、失った場所の端と端に1本ずつ植えた方が審美的にも力学的にも優れているということになります。

 

「1日30円」のインプラント治療費は高い? 安い?

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

前回はインプラントのデメリットについて書いてきましたが、今回が一番気になるところではないでしょうか。治療費についてです。

インプラント治療は自費診療のため、全て自己負担となります。当院は全国的インプラント治療にかかる費用では平均的です。ただ自費診療になりますので、どうしても高く感じるのは否めません。

では、本当に高いのか計算してみましょう。

当院でインプラント1本を入れ歯を作ると32〜40万円程度です。10年間3食の食事を摂るために機能したとして一回の食事でどれだけかかるかを計算すると、およそ30〜37円となります。この30円を食事に上乗せしていただくと、きちんと形あるものを食べることが可能です。それを払わない場合、おかゆのようなものを食べないといけなくなることもあります。

もちろん高いと思うか、安いと思うかは人それぞれでしょうが、毎日のことですから、インプラントもそんなに費用のかかるものではないことがお分かりになるのではないでしょうか。

当然、今ある歯を大事にきちんと手入れしておくことが、一番良いでしょうが、既に無くなってしまった歯は戻りません。毎日食事を美味しくいただくためにもインプラントというのは一つの方法として、素晴らしいものではないかと思います。

インプラントは「その後」のお手入れも大事

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

前回はインプラントのデメリットについて簡単に説明させていただきました。
噛むことについてお困りの方には不安を募ってしまうようなお話だったかもしれませんが、現実から目を背けることはできませんのでご容赦ください。

さて、保険が効かないためどうしても費用が加算でしまうインプラントですが、きちんと手入れをしてもらえれば問題なく噛むことができますし、長持ちもしてくれると思います。インプラントの治療は、生体に人工物を植え込むことですから、入れたら終わりということにはなりません。当然ながら、お手入れが必要です。どちらかというと自分の歯以上にお手入れをしないと長持ちすることは困難です。

毎日のお手入れはもちろんのこと、定期的にプロフェッショナルによるクリーニングが必要です。服でも靴でもそうですよね。気に入ったものは、長く良い状態で愛用したいと誰しもが思うでしょう。クリーニングに出して防虫シートを被せて保管したり、靴もメンテナンスしながら大切に履き続けるでしょう。

インプラントも同じです。定期的なクリーニングをすることで、問題を早く察知することもでき、自分では手が届かないようなところも丁寧にクリーニングできます。

もちろん、インプラントは手術ですから、その技術、考え方なども大事ではありますが、手術が終わった後でも、患者様が毎日きちんとお手入れしていただくということが肝心です。

 

 

インプラント治療はメリットしかない?

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

前回に引き続きインプラントについてお話しします。

インプラント治療について、今回はデメリットについてお話しします。

インプラント治療は、保険診療ではなく自費診療。保険診療は、医療費の3割は自分で負担し、残りの7割は国が支払ってくれるというものです。しかしインプラントは自費診療の為、100%自己負担となります。その点がインプラント治療の普及を妨げているのかも知れません。

現在の日本の医療費は年々右肩上がりで止まるところを知りません。確かに、日本の人口は減少傾向にあるので、いずれ医療費の伸びは止まるでしょうが、その一方で高齢者の数が増える為、これから益々、厳しい状況になっていくことでしょう。

皆さん、日本の医療費の総額はいくらかご存知ですか。年間およそ35兆円(平成25年概算)です。日本の年間予算の3割強が医療費なのです。その為、国は疲弊してしまっていることは既にニュースでも報道され、皆さん、ご存知のことかと思います。

つまりはこれ以上、国が負担することは、国が潰れてしまうことにもなり兼ねません。到底、インプラント治療にまでお金は回ってこないということです。従って、自費診療から、保険診療に変わるということは当分ないといえます。

保険診療は全て費用が決まっているので、どのクリニックでやっても同じ金額となりますが、自費診療は施設によって設定がまちまちです。これが患者様にとって、どこでやるのがいいか迷う要因になります。自費診療は、しっかりとしたカウンセリング、技術、価格、何よりも、きちんと自分の思いを受け止めてくれる信頼できるクリニック選びが大切です。

インプラント治療のメリットとは

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

インプラントの歴史、インプラントの材質などについては以前から書いてきましたのでお分かりいただいたかと思います。今日はインプラント治療について書きたいと思います。

インプラントの最大のメリットは、隣の歯を削らず、人工の歯根を顎に植え、単独で機能するようにすることです。

以前からのブリッジや義歯による治療は、隣の歯を削ったり、フックをかけ維持を求めたりと、どうしても隣の歯に負担をかけてしまいますが、インプラントは単独で顎に植込まれるものに荷重(力)をかけるため、隣の歯に負担をかけたりはしません。

そのことによって、隣の歯は長持ちしますし、歯根が骨に埋まっているので、自分の歯同様に噛むことが可能です。それは、きっと体験しないとわからない事かも知れませんが、きっと入れられた方は入れてよかったと思っていただけると思います。

もちろん、インプラントが100%いいことだらけだとは言い切れませんが、他の治療法と比べた場合、インプラント治療にはデメリット以上のメリットがあります。

私も初めてインプラント治療について聞かされた時、「こんなすごい治療法があるのだ」と目から鱗が落ちました。

では次回は、デメリットについてお話ししたいと思います。

インプラント治療は紀元前にもあった

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

さて、続きです。インプラントのトリビアみたいになってきましたが、お付き合いください。

前回お話ししたように、現代インプラントの父と呼ばれたスウェーデンのブローネマルクさんが、チタンと骨が、結合することを発見したことがきっかけで、様々な技術が発展してきました。

では、それ以前に、インプラントはなかったのかというと、古代(紀元前)に貝を顎に植えたというものがあります。その頃から、現在のインプラントの走りの様なものがあったのです。

ただ、古代には現代のようにチタンを精錬する技術もなく、貝は骨とは結合しないのできっとそのインプラントの寿命は非常に短かったのだろうという予測がつきます。その後2000年以上経ってから現代のインプラントというものが発展していったのです。

現代に話を戻しますが、ブローネマルクさんがチタンと骨が結合するということを発見してから現代のインプラント技術が出来上がるまで、60年ほどかかり発展してきました。これもブローネマルクさんが、偶然にもチタンと骨が結合するということを発見したことに端を発するわけです。この発見がなければ、インプラント技術という恩恵を人間が手にすることは遅くなっていただろうと考えます。

現代人が歯を失っても、新たな人工の歯を獲得することの礎をブローネマルクさんが発見したこと、我々歯科医師が患者様の苦痛を少しでも軽減できることに改めて感謝します。

インプラントの歴史など

こんにちは。大阪市北区にある水沼歯科医院 院長の水沼武史です。

前回、インプラントの材料について書きましたが、何人かの患者様より、インプラントってどんな治療ですかと、質問を受けましたので改めて説明させていただきます。

インプラントとは、本来の意味からすると体の中に何か植えることを指します。
以前テレビで放映されたドラマ『下町ロケット』の人工弁(ドラマではガウディと名付けられてたもの)やペースメーカーなどもインプラントと呼ばれます。歯科におけるインプラントは人工歯根のことです。現在ではインプラントとネットで検索すると人工歯根と出てきたりするほど知名度は上がりました。

さて、そのインプラントですが、この技術はスウェーデンのベルン大学のブローネマルクという整形外科医が、チタンと骨が結合するということを1952年に発見したことが始まりでした。
元は、歯医者ではなく整形外科医が発見したのですね。その発見から様々な技術が開発され現在に至っている比較的新しい治療法です。

このブローネマルクさんは、のちに解剖学の教授となり、既に亡くなっていますが、現代インプラントの父とまで呼ばれるに至りました。

続きは次回。

 

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